セブンペイがポイント還元事業の対象外かも?<キャッシュレス・消費者還元事業とは>

最近はQRコード決済が乱立しており、混沌としていますね。

セブンペイ(7pay)もその1つです。セブン・イレブンなどで使えるということで、「nanacoがあるのに?」と思ってしまったのは私だけではないはずです。

このセブンペイについて、気になるニュースが飛び込んできました。

[sanko href=”https://digital.asahi.com/articles/ASM755JM8M75ULFA02K.html?_requesturl=articles%2FASM755JM8M75ULFA02K.html&rm=406″ title=”セブンペイのポイント還元参加認めない可能性も 経産省” site=”朝日新聞デジタル”]

 

「ポイント還元」とは、キャッシュレス決済に伴うポイント還元のことで、正式名称は「キャッシュレス・消費者還元事業」というものです。

これは、この制度の対象店舗でキャッシュレスによる買い物等をした場合に、原則として購買金額の5%か2%を還元するという制度です。

還元率に違いがありますが、一般の対象店舗であれば5%のところ、フランチャイズチェーン(FC)参加の中小・小規模店舗の場合は2%に下がるというものです。

そして、この制度は2019年10月から2020年6月までの期間限定的な施策であることにも、注意してください。

 

ここで先ほどのニュースに戻りますが、セブンペイはキャッシュレス決済手段でありながら、この制度の対象外となる可能性があるとのことです。

セブンペイがサービスイン早々にセキュリティ上のトラブルを起こしてしまったことは、記憶に新しいところです。

キャッシュレス・消費者還元事業の所管官庁である経済産業省では、このトラブルの原因となった不正利用を未然に防止するための対策の不備、より具体的にいえば「二段階認証」の導入を行っていなかったことを問題視しているとされています。そして、セブンペイが再発防止策を徹底できていないと判断された場合には、経産省としてはキャッシュレス・消費者還元事業への参加を認めない方針であるようです。

それにしても、7月4日に行われたセブンペイ不正に関する緊急会見で、会見に対応している方(社長でしょうか?)が二段階認証を知らなかったと思われる様子で、企業のガバナンスについても不安を抱かせるものでした。今後に注目していきたいところです。

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